MATICはPOLに変わりました!
2024年9月、MATICトークンからPOLトークンにシンボルのみが変わりました。
当サイトで記載されている旧MATICは新POLと同じです。
- NFTを購入するためにポリゴンのPOLがほしい。
- 暗号資産取引所によってPOLが違うってなに?
- ブリッジなしでポリゴンのPOLを入手したい!
POL(ポル)には、イーサリアムチェーンとポリゴンチェーンの2種類があって、多くの方が大混乱しています。
この記事でわかること
そこで、今回の記事では初心者の方でも理解できるようにわかりやすく解説していきますね。
なお、暗号資産を送金するにはメタマスクが必要です。
準備がまだの方はこちらの記事を参考にしてください。
→→→ 【最新】暗号資産ウォレットで”必須”のメタマスクを初心者向けにはじめ方と入出金方法を画像で解説
まず、初心者の方に注意してほしいことは、ブロックチェーンはしっかりと理解しないで送金してしまうと、暗号資産が消えてしまうリスクがある(セルフゴックス)こと。
このことはしっかり覚えておきましょう!
それではさっそく、イーサリアムとポリゴンの2つの世界について解説していきます!
目次
イーサリアムとポリゴンの違いとは?
まず、イーサリアムとポリゴンの世界を理解しておきましょう。
最初に理解しておくべきことは、イーサリアムチェーンとポリゴンチェーンは別物ということ。
ポリゴンはイーサリアムと親子関係ではありますが、使用上は全くの別物と理解しておいてください!
イーサリアムチェーンの通貨をポリゴンチェーンでそのまま利用することはできません。
また、赤ETHや紫ETHを取引所にそのまま送金することはできないので注意してください!
冒頭でもお伝えしましたが、間違って送金してしまうと資金を失う可能性があります。
もしも、イーサリアムチェーンの通貨をポリゴンチェーンで使いたい場合は、『ブリッジ』とういう通貨の交換作業を行なってください。
例えば、赤ETH(ラップドイーサ)を紫ETH(ポリゴンイーサ)に交換するときなどはブリッジが必要です。
イーサリアムとポリゴンのどちらにも『WETH』がありますが呼び名はなんですか?
メタマスクでは赤ETHと紫ETHのどちらも『WETH』と表示されます。区別するために、赤ETHを「ラップドイーサ」、紫ETHを「ポリゴンイーサ」と一般的には呼んでいますよ。
ガス代を支払うトークンが違う
イーサリアムとポリゴンの世界では『ガス代』の支払いに使えるトークンも違います。
イーサリアムチェーンのMATICをポリゴンチェーンのガス代として使うことはできません。
イーサリアムチェーンで人や取引所に送金するときやNFTを購入するには、ガス代としてETHが必要になります。
一方、ポリゴンチェーンでは、ガス代の支払いはMATIC(マティック)でおこなうので注意しましょう!
また、メタマスクを使ってブリッジをおこなうときはガス代としてETHが必要になります。
ガス代としてのイーサが少ないとブリッジが実行されないので覚えておいてくださいね。
ウォレットアドレスは同じ
今までお話した内容はあくまでブロックチェーンとガス代の違いです。
メタマスクで使うWallet(ウォレット)アドレスは、イーサリアムとポリゴンで同じものを利用します。
イメージとしては、1つのお財布(MetaMask)に円とドルを一緒に入れるような感じです!
ポリゴンチェーンのメリット
Polygon(ポリゴン)はイーサリアムの問題点を解決するために開発されました。
イーサリアムと互換性をもつ『レイヤー2』チェーン。
このポリゴンチェーンのメリットは下記のとおりです。
- たくさんの取引が早くできる
- 手数料が安い
- いろいろなアプリで互換性あり
たくさんの取引が早くできる
ポリゴンはとても多くの取引(トランザクション)を早く処理できます。
ですので、ポリゴンで開発されたゲームやアプリは、待ち時間が少なくてスムーズに利用できます。
また一度に処理できる数も(スケーラビリティ)も高いのが特徴。
手数料が安い
ポリゴンを使うと、取引をする手数料(ガス代)がとても安いのが魅力です。
2024年になってからイーサリアムのガス代もかなり下がりましたが、まだまだポリゴンの方が安いです。
項目 | イーサリアム (Ethereum) | ポリゴン (Polygon) |
---|---|---|
平均ガス代 (USD) | $20 | $0.01 |
トランザクション速度 | 遅い | 早い |
スケーラビリティ | 低い | 高い |
NFTを取引する時などは、ポリゴンの方が断然お得です!
いろいろなアプリで互換性あり
ポリゴンチェーンはイーサリアムチェーンと互換性が高いです。
ですのでイーサリアムで開発されたアプリやゲームもポリゴンで利用することが可能。
ポリゴンチェーンのデメリット
ポリゴンチェーンにはデメリットもあります。
- 円換金が少し手間
- イーサリアムより利用者が少ない
円換金が少し手間
ポリゴンチェーンの暗号資産を国内取引所でほぼ売買することができません。
ですので、取引所に送金するときにはブリッジ作業をする手間が発生してしまいます。
手数料が安い替わりに作業が増えることは覚えておきましょう!
イーサリアムより利用者が少ない
ポリゴンはメインネットのイーサリアムに比べて利用者が少ないため、発売されているNFTの数はイーサリアムの方が多いです。
また、NFTコレクターではイーサリアムNFTの方がブランド価値が高いため価格も高くなっています。
国内取引所のMATIC対応チェーン
国内取引所が取り扱っているMATICはどっちのチェーンなの?
結論として、取引所ごとに違います。
ですので、各取引所が取り扱っているのが「イーサリアムPOL」か「ポリゴンPOL」のどちらなのか確認しましょう。
下記は2024年2月現在、国内の取引所で買えるPOLの状況です。
対応チェーン | 取引所 |
---|---|
ポリゴン POL | コインチェック ビットポイント OKCoinJapan DMM Bitcoin |
イーサリアム POL | ビットバンク ビットフライヤー BitTrade OKCoinJapan |
もしも、ポリゴンPOLを入手したいのにビットバンクでPOLを購入してしまうと、下記画像にあるメタマスクのイーサリアムPOLに送金されてしまいます。
赤枠にはMatic Network と表示がありますが、PoL NetworKのことです!
どちらのチェーンにも送金を予定している人は、OKcoinを利用しましょう。
まずは、取引所の対応チェーンをしっかりと理解しておくことが大切ですよ。
MetaMaskにPolygonネットワークを追加する
それではMetaMask(メタマスク)にPolygonネットワークを追加してみましょう。
アプリを開いて赤枠の「メインネットワーク」をタップします。
次に「メインネットワークの追加」をタップ。
「カスタムネットワーク」を選択します。
ここでネットワーク情報を入力します。
下記のPolygonネットワーク情報をペーストてください。
ネットワーク名 | Polygon |
RPCのURL | https://polygon-rpc.com |
チェーンID | 137 |
シンボル | POL |
ブロックエクスプローラーのURL | https://polygonscan.com/ |
情報のペーストが完了したら画面下の「追加」をしましょう。
ポリゴンMATICをブリッジなしで入手する
bridge(ブリッジ)作業は手間や手数料がかかるので、できるだけおすすめしません。
もしサクッとポリゴンMATICを入手したいなら、送金手数料無料のビットポイントを利用しましょう。
ビットポイントについて詳しく知りたい方は、【スマホ10分でかんたん開設】取引手数料無料のBITPOINTはじめかたを21枚の画像付きで解説の記事を参考にしてください。
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『紹介コード OLJKAUWFUP』
このように、取引所の対応チェーンを理解しておくことで、ややこしいブリッジ作業なしでどちらのPOLも入手可能というわけです!
コントラクトアドレスとは?
トークンのコントラクトアドレスというものをご存知ですか?
私たちがいつも入金などで使うアドレスは「ウォレットアドレス」で、暗号資産(トークン)に割りふられたアドレスが「コントラクトアドレス」です。
どちらも似たアドレスですが、コントラクトアドレスはウォレットと暗号資産(トークン)を接続するためのものですよ!
イーサリアムチェーン
- WETH(ラップドイーサ):0xC02aaA39b223FE8D0A0e5C4F27eAD9083C756Cc2
- イーサリアムMATIC:0x7D1AfA7B718fb893dB30A3aBc0Cfc608AaCfeBB0
- USDT:0xdAC17F958D2ee523a2206206994597C13D831ec7
- FNCT:0x8Af78f0c818302164F73B2365fE152C2D1FE80e1
ポリゴンチェーン
- ポリゴンイーサリアム(WETH):0x7ceb23fd6bc0add59e62ac25578270cff1b9f619
- USDT:0xc2132D05D31c914a87C6611C10748AEb04B58e8F
- FNCT:0x13590c53dF63B52E159328C5b4FfB5f6dC5163C0
また、国内取引所なかには、OK CoinのようにFNCTをイーサリアムチェーン,ポリゴンチェーンのどちらにも送金できる取引所があります。
もしFNCTを購入したいときは、OKコインがオススメ!
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ポリゴンチェーン
- WETH(ポリゴンイーサ):0x7ceB23fD6bC0adD59E62ac25578270cFf1b9f619
- FNCT:0x13590c53df63b52e159328c5b4ffb5f6dc5163c0
上記以外のトークンアドレスを知りたい場合は、下記のリンクからアクセスをして検索してみてください。
コントラクトエクスプローラー
- イーサリアムチェーン:Etherscan
- ポリゴンチェーン:polygonscan
- ソラナチェーン::SOLSCAN
もし、エクスプラーラーで検索しても出てこないときは、その銘柄の公式サイトに載っていることがあるのでそちらで確認してくださいね。
トークンをインポートする手順
取引所から送金したけどメタマスクにトークンが表示されない??
僕も最初の頃に、「送金したはずのトークンはどこいった!」と焦ったことがありました。
メタマスクにはあらかじめ表示させたいトークンのアドレスをインポートしておく必要があります。
トークンインポート方法
- 「トークンをインポート」をタップ。
- 検索またはカスタムトークンを選択します。
「トークンをインポート」をタップ
まずは、メタマスクアプリを開いて「トークンをインポート」をタップします。
検索/カスタムトークンを選択
トークンは「検索」または「カスタムトークン」どちらからでもインポートできます。
検索でインポート
インポートしたい通貨を「検索」します。
表示したいトークンを選択してください。
ここでインポートしたいトークンが表示されない場合は、トークンアドレスをコピーしてください。
カスタムトークンでインポート
もし上記の「検索」で表示されないトークンは「カスタムトークン」でインポートします。
カスタムトークンには「トークンアドレス」を貼り付けることでインポートできます。
トークンアドレスはこちらを参考にしてください。
トークンアドレスを貼り付けると、トークンシンボルとトークンの最小桁数が自動で表示されますよ。
最後に「インポート」でメタマスクにトークンの追加完了です。
Polygon(POL)に関してのよくあるQ&A
Q:取引所にPolygon ETH(紫イーサ)を送金できますか?
A:Polygon ETHはどこの取引所にも送金できません。送金したい場合はブリッジまたはスワップ作業が必要です。間違って送金してしまうと資金を失う可能性があります。
送金するには
- Polygon ETH→ETHにブリッジして取引所に送金
- Polygon ETH→ポリゴン用MATICにスワップして対応取引所に送金
Q:メタマスクでブリッジはいくらから可能ですか?
A:メタマスクのブリッジは10ドル以上から可能です。最低10ドル以上は転送するようにしてください。
Q:メタマスクで1回ブリッジするのにガス代はいくらかかります?
A:ブリッジするチェーンなどによって価格は違いますが、イーサリアムPOL→ポリゴンPOLへのブリッジですと、約1500円〜3000円程度かかります。